オードリー・タンの99個の知恵がエピソードともにまとめられた書籍。 その中から私にとって得るものがあった部分だけ書き出す。
- 多様性とは、特定のグループの人々を大切にするだけでなく、多くのサービスが常に多様な価値を持っていること
- 人の価値は蓄財の多さではなく、その財産をどれだけ人に分け与えたか
- 明日が来るとは限らないので、その日に学んだことはその日のうちに発表する(インターネットなどに公開する)
- 家族間のやりとりでは、親が子どもを大人として扱えば扱うほど、子どもは早く成熟するというピグマリオン効果(人は期待されると、よりパフォーマンスがよくなること)がある
- 学習ではなく問題解決に焦点を当てる
- 理解・収集・点検のプロセスを繰り返す中で、一度吸収した情報を体系化する
- 往々にして、細部を良くすること、つまり早すぎる最適化に固執しており、その結果、全体のクオリティが犠牲にされてしまう
- しばらく問題を抱えているからこそ、アイデアが芽生える
- 新しいアイデアを思いついたらできるだけインターネットに投稿する
- 他の人がその問題を解決するまでの時間を節約できるから
- インターネットから自分を守る方法:三國無双
- 三:重要なデータのバックアップは「三」つの異なる場所に
- 国:できるだけ「自国」や「自国の友好国」のネットワーク機器で仕事すること
- 無:閲覧履歴は残さない(「無」にする)
- 双:二(=「双」)要素認証
- 自分を良い状態に保つ(自分をメンテナンスする)
- 自ら面倒を起こさなければ、他人に面倒をかけることもない
改めて読んでみると、目新しいことはない気がした。